エアコン解説

エアコンについて分かり易く説明していきたいと思っています

【2023年 秋 冬モデル】エアコンの選び方 電気代比較

前の記事でパナソニックのエアコンの電気代を計算してみましたので、同じ方法で2023年秋冬発売モデルの各社の電気代を計算してみました。

10年間使用した際の電気代を黒字で、一番効率の良い機種を基準として、それぞれの機種との電気代の差額を赤字で記載しました。

 

本体価格にこの電気代を含めて計算することで、エアコン購入の参考になればと思います。

 

また、まとめてみると各社同じような機種もありますが、特定のメーカーしかラインナップしていない機種もあり、次の記事で内容を見ていきたいと思います。

 


参考資料
Panasonic エアコン特選カタログ 2023/冬

Hitachi ルームエアコン総合カタログ 2023-秋冬

Fujitsu ルームエアコン 2023ヤマダデンキ オリジナルカタログ

Sharp エアコン 総合カタログ 2023-2号

Mitsubishi 三菱ルームエアコン 総合カタログ 2023-秋冬号

【2024年春モデル】エアコンの選び方 Panasonic編

Panasonicの2024年春モデルのエアコンがHPで公開されていましたので、電気代の観点から選び方について見てみたいと思います。

エアコンの消費電力に関しては、JIS(日本産業規格)で定められた条件で測定して各社カタログに消費電力量を記載してあります。

 

そこで、エアコンの適用畳数(能力帯)ごとに全機種の1年間の消費電力をまとめると下表のようになります。

参考)エアコン | Panasonic

そして、電気代の目安単価を31円/kWh(税込)として、年間電気代を計算すると下表になります。

※全国家庭電気製品公正取引協議会のHPで目安単価が公開されています。

よくある質問 Q&A|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会

あとは、10年間エアコンを使用すると仮定して、10年間の電気代を計算して、一番電気代の少ないXシリーズを基準にして差額を出すと下表になります。

こちらが10年間使用した時の電気代の差額の表(Xシリーズの電気代が一番安いので基準にしています)なので、本体価格とこの電気代を比較すると、どっちがお得か考えられます。

 

例えば18畳用(5.6kW)のエアコンが欲しいとき、XシリーズとJシリーズの電気代の差額は14.4万円になりますので、本体価格の差が14.4万円以下であればXシリーズがお得になります。

 

今回は電気代の観点ですが、今後は機能なども含めて分析していきたいと思います。